中国の四川省で起こった大地震では多くの人が亡くなっている。
発表によると死者が5万人を超えるのではないかとも言われている。
この災害を伝えるメディアでしか情報を得られないが
ニュース番組では中国の恩家宝首相が被災地で陣頭指揮をとる映像が
何度も何度も流れている。
それを伝える日本のメディアも意味ありげに
「中国ではこの映像が繰り返し放送されています。」と
思慮深げな面持ちのキャスターがコメントをしている。
このような災害が起こった時に
それを最大限イメージアップに利用しようとすることは
今回の恩家宝のみならず日本の政治家、世界の政治家がとる
パフォーマンスだということは誰もが理解している。
当然国の中で起こった大災害において
国家の頭首が赴いて災害の状況や現地民の安否等を理解し
適切な方法をとるための指揮をするというのは当たり前の事だろう。
例えそこにイメージアップの為の戦略があったとしてもだ。
ただ今回の大地震での日本での報道を見ていると
どうも気になる事がある。
それは「中国は基本的に未成熟な国家である。」という意図が
常に見えているという点だ。
被災地での救出作業の映像を流した後で
救援物資を政府役人に横取りされないように
訴える被災地の人々の映像や
今回の地震での被害は手抜き工事(おから工事と言うらしい)
による人災の部分が大きいとう内容や証言のVTRを頻繁に流している。
それに中国関連の報道が異常に増えた。
例えば身の回りのモノで中国製品はどのくらいあるか。とか。
いまではヨーロッパのブランド品や生活必需品の多くが
中国製、メイドインチャイナである。それは想像以上に多い。
安い人件費と向上した品質によるところが大きい。
それをあたかも悪いことのように伝える日本メディアに
非常に疑問を感じてしまう。
特に夜の10時から放送される日本テレビの報道番組。
ここのキャスターはかつてF1の実況で多くの名言を残した人だ。
この番組を見ていると、ふと違和感を感じる事が多い。
中国という国に対して敵対心というか排除の傾向というか。
とにかく批判的な報道やコメントが目に余る。
もしも、日本が中国の振興や発展を驚異に感じていて
今回の地震やチベット問題を
恰好の中国叩きのネタだと捕らえているとしたなら
このような報道に納得出来る。
その場合には国といった大きな力が働いていることになる。